蓬田勝之氏

講演会の様子

一つ一つの薔薇の香りを確かめています

見るだけではなく、「香り」でも楽しめる薔薇の花々。
その薔薇の花の香りを研究されている、パフューマリー・ケミストの蓬田勝之氏による講演会が本日行われました。

講演会では花の香りやその花の歴史について、細かな説明が行われ、参加者の皆さんは、うなずきながら熱心にその話に耳を傾けています。

1時間半ほど続いた講演会の後にはランチ、そして場内に咲く薔薇の散策へ出かけた皆さんは、
「いい香りがしますね」「この香りは、どういった種類のものですか？」「この香りの特徴は？」
など、実際の花を前に様々な質問をされています。

わかりやすく説明する蓬田氏は、また、薔薇の花の“香り方”も教えてくださいました。

「薔薇の花のそばの茎ではなく、下の方の枝の部分を持ち、近づけて香りを楽しみます」

その説明の後には参加者の皆さんも続いて香りを楽しんでいらっしゃいます。

パレス ハウステンボス前庭のローズガーデン、アレキサンダー広場の"7人の美しき薔薇の庭”、運河沿いなど場内各所の薔薇を楽しんだところで、蓬田氏による講演会は終了しました。

「香り」というものを学び、実際にそれを目で、そして香りで堪能する。
とても、贅沢な時間（とき）を過ごした気分になりました。

（写真・文／水上　由美）