ハウステンボスの3大美術館を巡ろう!
日本一広いテーマパーク、ハウステンボスには、本格的な美術館や博物館があることをご存知ですか?
世界でも珍しい展示があり、知的好奇心を満たすたくさんの出会いがあるんですよ♪
大人な休日の過ごし方として美術館を楽しむのも素敵ですよね。
今回はハウステンボスの中にある美術館と、注目の作品についてご紹介します!
ハウステンボス美術館
ハウステンボス美術館は、オランダの宮殿を忠実に再現した「パレス ハウステンボス」の館内にあります。
世界の美術品を集めたさまざまな企画展が季節ごとに開催されており、スケールも大きく見応えがあります。過去に開催された企画展を見てもそのスケールは一目瞭然!
過去に開催された企画展(一部)
・幻のゴッホ展(2012)
・ダ・ヴィンチ展(2016)
・ピカソと20世紀フランス絵画展(2017)
・鈴木敏夫とジブリ展(2019)
・大ピカソ展(2020)
館内の様子を少しだけご紹介しますね!
国内外の絵画をお楽しみいただけます。
国内最大級のドーム型壁画「壁画の間」。
360度絵画に包まれる圧巻の迫力を感じてください。
そして、所蔵作品の中で注目していただきたいのはこちら。
世界有数のエッシャー・コレクション。
なんと500点の作品と関連資料などを所蔵しています。
次にこちらのレンブラントのエッチング(銅版画の技法の一つ)。
世界に80点程しか確認されていない貴重な原板を2点所蔵しています。
これらの収蔵品展をはじめ、様々な企画展が一年を通して催されているので、何度訪れても楽しめますよ!
ポルセレインミュージアム
ポルセレインとは英語で「磁器」という意味です。こちらの「ポルセレインミュージアム」では、有田焼、伊万里焼、そして古伊万里など、貴重な美しい品々を観ることができます。
17世紀中期ごろ、伊万里の磁器は海を渡ってヨーロッパで広まりました。
ヨーロッパではさらに金属で加飾され、室内の装飾品としても愛されるようになったそうです。
ポルセレインミュージアムの中で一番目を引くのは、ドイツ・シャルロッテブルグ宮殿の磁器の部屋を再現した「磁器の間」です。
当時大変高価だった約3000点の磁器を飾り付けた、富と権力の象徴と言える豪華な空間です。
次に注目したいのはこちらの作品。
17世紀後半の作品「色絵女人形」(柿右衛門様式)です。
こちらの人形は型から成形されているものの、大量生産の画一性はなく、一体一体が微妙に異なります。
中は空洞になっているのですが、このような立体物は焼成中に破裂することも多かったため、手作業で生地のバランスが取られています。そのため少しずつ厚さなどが変わっていて繊細さが伝わります。
また、絵付けの際の眉や目、口の描き方で表情が変わり、小袖や打ち掛けに描かれた文様もまったく同じというものがありません。
ぜひ細部まで鑑賞を楽しんでみてくださいね!
ギヤマンミュージアム
ベネチアングラスなどのガラス芸術を世界各国から集めた「ギヤマンミュージアム」。
「ギヤマン」とはガラスのことを言います。
オランダ語の「ダイヤモンド(DIAMAMT)」が語源で、江戸時代の頃に呼ばれていたようです。
確かにダイヤモンドのような輝きを連想させる美しいガラス芸術たち。
中でも注目したい作品はこちら。
世界最大級の豪華なシャンデリア!
華やかさにうっとりして時間を忘れて見入ってしまいます。
次はこちら!
ロシアの宮中で使用されていたといわれる「金彩リキュールセット」。
金彩の装飾と赤や緑のビーズ玉のような装飾が繊細です。
最後はこちらの「エナメル金彩ロシア蝋燭型蓋付ゴブレット」。
全体にアラベスク文様が描かれており、とても手の込んだ美しい作品です。
文化の真髄に出会える街、ハウステンボス
以上、絵画、陶磁器、ギヤマンをたっぷりご堪能いただける、ハウステンボスの3つの美術館をご紹介しました。
一度にたくさんの美術品に触れることができるなんて、贅沢な大人の時間ですよね。
東西の文化に触れながら、時代に思いを馳せてお楽しみください!