沖縄の風景や自然や花々、
人々や海、光―。
どこか神秘性や湧き上がるエネルギーを感じさせる約90点もの作品が
今、目の前に。
沖縄を代表する木版画家 名嘉睦稔が手掛ける作品で、「花」と「光」を
楽しみませんか。
見どころHighlights
ハウステンボスがテーマの
新作描き下ろし
新作『ハウステンボスのチューリップ』、『ハウステンボスのバラ』など、ハウステンボスを描いた作品を初公開! そのほか「ひまわり」や「打ち上げ花火」など、ハウステンボスと関連深いテーマの作品も。
注目作品Feature
「大礁円環」
人々を魅了する圧巻の大作
描かれているのは、ボクネン自身が子供のころに見た豊かな沖縄の海に広がる世界。満潮時に湧き出すようなサンゴ礁に集う魚たちの様子です。畳12枚分にも及ぶこの作品には、海に対するボクネンの深い愛情が込められています。
繊細で美しい「おきなわのお嬢さん」シリーズ
沖縄女性の持つ美しき情緒をひたすら追い求めて生み出されたシリーズ。大胆な木版画の作風とは違う、線描画の美しさに思わず息をのむことでしょう。
あわせて知りたい!
「線描画」と「木版画」の違いボクネン曰く、線描画は彫刻に近い描き方。細かく彫り出すようにGペンを走らせ、重なる線の陰影によって絵を浮かび上がらせます。対して、木版画は偶然性を楽しむ描き方。その時々に浮かんだ気持ちや感覚を勢いよく版木にぶつけます。繊細で美しい線描画と力強い印象の木版画。それぞれの違いをぜひお楽しみください。
あわせて知りたい!
「裏手彩色」ボクネンは、直感的に降りてくるインスピレーションを形にして勢いよく彫り進めた後に、刷り出した版画の裏側から色を載せる「裏手彩色」と呼ばれる技法を巧みに使用。鮮やかな配色を特徴とした作品を多数世に送り出しています。